美容は続くよいつまでも

プラセンタ注射・点滴が肌に与える美容効果

お肌のイラスト

プラセンタとは胎盤を指す言葉です。胎盤には胎児が成長するための栄養素や成長因子が豊富に含まれており、摂取することで自然治癒力の向上や若返りなどの効果が期待できます。ヒトや動物の胎盤からエキスを抽出し、注射や点滴によって体内に取り入れるのをプラセンタ療法と言います。
化粧品やサプリメントに用いられているプラセンタは動物由来のものであり、有効成分が高いヒト由来のプラセンタは医療機関でしか扱うことができないのです。

プラセンタ注射・点滴がおすすめとされているのは、シミやくすみといった肌の悩みがある方、エイジングケアをしたい方です。細胞分裂を促すことにより肌のターンオーバーが進み、明るい肌へと導きます。コラーゲンの生成を促進させてハリのある肌へとアプローチする効果も期待できます。プラセンタは更年期障害や肝機能障害の治療目的に1956年から医療現場で用いられるようになりましたが、大きな副作用は報告されずにいるのも特徴です。
しかし、将来未知の血液の病気になる可能性は否定できず、献血をすることもできなくなるので注意が必要です。

注射を受ける女性

プラセンタの注射と点滴は注入できる量に違いがあります。注射の場合は一度に入れる量に限度がありますが、点滴ではそれ以上の量の注入が可能です。所要時間にも差があり、注射は5分程度で終わりますが点滴では30分以上かけてゆっくり注入します。静脈注射をするのなら量が多い点滴の方が効果的ですが、プラセンタは皮下注射を入れる場合が多いです。
皮下注射では注入した薬剤が血管に移行するまでに時間がかかるために、効果の持続時間も長くなります。即効性を求める場合は点滴、持続性を求める場合は注射と使い分けるようにすると良いでしょう。

美容皮膚科

タオルを優しく押すことで保たれる顔の肌の健康状態

メイク落としや肌の汚れ落とし

メイク落としや肌の汚れ落としを目的に行う洗顔後のタオルの使用中に、ゴシゴシと力任せに擦ってしまう人も少なくありません。短時間で水分が取り除けるという点で一見すると正しいように見えますが、タオルによる過度の摩擦はシワや色素沈着などの原因の一つです。また力を入れて拭き取ることで水分と一緒に肌バリアの役目を持つ角質も取れてしまうため、スキンケアの意味がなくなってしまいます。

人間の肌の中でも顔は特に外部からの刺激に敏感に反応するので、擦らずにタオルを優しく押し当てるのが基本です。使用するタオルによって若干の違いはありますが、吸水性に優れた物であれば優しく押しあてる作業を数回程度繰り返すだけで十分な効果が得られます。人間の汗にはイオンやナトリウムといったミネラル成分が微量ながら含まれているので、乾いたタオルで完全に取り除くのは難しいのが実情です。ミネラル成分が付着したままの状態で放置をしていると、赤みや湿疹などのトラブル、雑菌による異臭の元となります。湿らせた濡れタオルの状態にして使用するのがコツです。水分を取り除いたら保湿剤を塗布することも忘れてはいけません。

湿らせた濡れタオル

タオルは消耗品なので繰り返しの使用で徐々に劣化していきます。お気に入りなどの理由で長期間に渡って同じタオルを使用し続ける人もいますが、これによって起こるのが繊維の毛羽立ちです。繊維の毛羽立っているタオルでは正しいやり方を守っても肌に接触する度に刺激を与えることになります。フェイスタオルの交換の目安は半年から1年程度です。肌触りが良く吸水性に優れたフェイスタオルは若干値段は高くなりますが、肌の健康を保つためにも定期的に買い替えなくてはいけません。

タオルは消耗品