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肌の色素沈着やくすみの改善ができる!ピコレーザーについて

肌の色素沈着やくすみがある場合、メラニンを減少させるトーニング治療をすることがあります。トーニング治療を進化させた機器がピコレーザーです。ピコレーザーでは、1兆分の1秒である「ピコ秒」で照射していきます。ピコ秒はパルス幅が短いため、出力も弱く、施術部位や周辺組織への負担が少ないです。ピコレーザーは、シミやそばかす・肝斑など、色素沈着やくすみがある場合に適用となります。深いシミである真皮性肝斑の治療も可能です。
また、あざやニキビ跡・火傷・外傷も適用になります。

ピコレーザーは、2つの波長を搭載しています。照射する部位や深度によって、使い分けることが可能です。また、3つの照射モードがあります。例えば、「ピコ部分照射」はシミの改善やほくろの除去に使われる機能です。「ピコトーニング治療」は色素沈着などを薄くして、全体的に肌のトーンを明るくしていきます。
「ピコフラクショナル照射」は、肌の再生やコラーゲン増生を促し、毛穴の引き締めやシワ・ニキビ跡の改善・美白などの治療に利用されているのです。

レーザー施術を受ける女子

ピコレーザーは、光音響効果の衝撃波によって、メラニンを破壊します。光熱作用でメラニンを小さくするわけではないため、炎症後の色素沈着や熱傷が起きる可能性は低いです。衝撃波でメラニンを小さく砕くと、マイクロファージに貪食されます。そして、リンパ管を通って、体外へ排出されるのです。治療回数は、部位や症状・照射タイプによって異なりますが、ピコ部分照射では1~3回の施術で除去できます。ピコトーニング照射は1ヶ月程度の間隔をあけ、3~5回程度の照射が望ましいです。
ピコフラクショナル照射も、1~2ヶ月の間隔をあけ、2~5回程度の照射を行います。